パーソナル婚活研究所

婚活を​、もっと自由にもっと前向きに

​ABOUT

パーソナル婚活研究所とは

新しい時代の婚活を、もっと自由で前向きなものにするために
本当に望まれる婚活の形を探るための調査・研究チームを立ち上げました

これからの時代にあった、パーソナルなニーズに応える婚活を目指して

パーソナル婚活研究所は、これからの婚活のあり方を提言します

 

RESEARCH

パーソナル婚活調査レポート

全国の独身男女を対象に、様々な婚活のホンネ調査を実施

調査の中で浮かび上がってきた“婚活ストレス”の実態やその解決方法を検証します

VOL.1

“平成ジャンプ世代”の

婚活ホンネ調査

VOL.2

Coming Soon

 

OPINION

専門家によるコラム

様々なジャンルの専門家のみなさまに“パーソナル婚活”についてヒアリング

​そのコメントをコラム形式でまとめました

VOL.1

どうなる?令和の婚活

久我尚子先生 ニッセイ基礎研究所 主任研究員

■研究・専門分野
消費者行動、心理統計、保険・金融マーケティング

人々の暮らしをデータから読み解いています。若者や女性、共働きやパワーカップル、子育て世帯などを中心に、消費行動の特徴やその背景にある働き方、恋愛や結婚、出産、子育ての状況、価値観の変化について分析し、政策課題にも言及しています。また、今、日本で急成長しているシェアリングサービスなどの新しいサービスや話題の商品などにも注目し、消費構造全体の変容についても注目しています。データから見える意外な事実、そして、皆さまの疑問の解消にお役に立てるような情報を分かりやすくお伝えできるように、日々、講演活動や執筆活動に励んでおります。

 かつては「ある程度の年齢になれば結婚をして子どもを持つ」というように、皆、同じようなライフコースをたどっていました。親戚や近所には、適齢期の男女のお見合いの世話役をかって出る、お見合いおばさんがいましたし、勤め先の上司の紹介もよく見られたものでした。また、年功賃金と終身雇用制、家族への福利厚生が充実した企業は、総合職の男性と一般職の女性を引き合わせるマッチング・システムの役割も有していました。

 一方で、女性の社会進出が進むとともに、「夫は外で働き、妻は家を守るべき」という伝統的な結婚観が弱まり、ライフコースを自由に選択する若い男女が増えていきました。バブル期には、子どもを持たずに夫婦二人でリッチな生活を楽しむDINKS(Double Income No Kids)が登場しましたし、結婚よりもキャリアに邁進するバリキャリOLや、一人の気ままな生活を楽しむ独身貴族の男女も現れました。

 2000年代に入ると、セクハラをはじめとしたハラスメント問題への意識が高まることで、特に職場では恋愛や結婚の話題が避けられるようになりました。また、長らく続いた景気低迷の中で非正規雇用が増え、正規雇用であっても年収水準が下がり、職場は結婚のマッチング・システムとしての機能が弱まりました。「就活」のように、積極的な活動をせずには結婚をすることも難しくなる中で、2007年に「婚活」という言葉が登場しました。お見合いや結婚相談所を利用した「婚活」は、昔から行われてきたことですが、昨今の「婚活」の特徴には、組織としての取り組みが広がっていることがあげられます。少子化対策を目的に、「婚活」に取り組む地方自治体や企業が増えています。

 また、個人としても気軽に参加しやすい環境が広がったこともあげられます。2000年代初頭では、ネットでの出会いは、出会い系などネガティブな印象が強かったかと思います。しかし、徐々に良質なサービスが増え、2010年頃からはスマホの普及も相まって、アプリなどを使った婚活サービスが普及しました。今では、ネットやアプリを介した出会いは、出会い方の1つであり、特段ネガティブな印象は無いでしょう。

 一方で「婚活」に参加する男女が増えたためか、最近では「婚活」疲れも見られるようです。今回の調査でも、婚活経験者の約8割が「婚活ストレス」を感じているという結果となりました。「婚活」が定着してきたゆえの反動なのかもしれません。

 今回の調査対象である平成ジャンプ世代の30代は、2000年代初頭に社会人となり、職場結婚の多かった世代とネットやスマホによる「婚活」が定着した世代の狭間世代であると言えます。結婚をしたいけれど身近に出会いがない、どう動けば良いか分からないなど、結婚を意識しつつも行動に移せていない方も少なくないようです。今回の結果からも、「婚活」に取り組めていない理由として、「そもそもどう始めたらいいか分からない」といった事があげられました。

 この世代はデジタルネイティブ世代であり、ネットやSNSでの検索を通じて情報を得る傾向が強いと言われています。一方で今回の調査では、婚活ストレスへの対処法として「親しい人と会う」「共感してもらう」「アドバイスをもらう」といった人による「サポート」を求める傾向が現れました。

 また、平成ジャンプ世代の30代は、団塊ジュニア世代までとは異なり、「ゆとり教育」などを通じて、個性を尊重されて育ってきた世代です。自分や他者の個性を重視し、多様性を柔軟に受容する傾向もあります。平成ジャンプ世代の「婚活」は、より一人一人の個性や価値観に沿ったサポートが求められるのではないでしょうか。

 今は「婚活」に限らず、多様な価値観が重んじられる時代です。また、技術革新によって、一人一人にカスタマイズされた商品やサービスの提供が可能となっています。今後は様々な領域で、パーソナル市場が伸長していくのではないでしょうか。そして、「婚活」サービスでも「パーソナル」色が強くなっていくことが考えられます。婚活を行う一人一人の価値観やライフスタイルに合わせて伴走してくれるアドバイザーやサポーターが存在する。そんな「パーソナル婚活」が今後の婚活市場を支える一つのキーワードになるのかもしれません。

 
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